ひろぴー式スイングトレード【連載4】スイングトレードで脱サラしました
スイングトレード手法解説の最終回(第4回)です。
第1回をご覧いただいていない方は、「スイングトレード手法【ひろぴー式】」から順にご確認ください。
失敗したシナリオの振り返りと克服方法
今回のお題は、失敗したシナリオです。
まあ、正直、今でもたくさん失敗していますので、具体的に挙げればきりがありません。その中から、自分のトレード歴でぶつかった壁を、順を追ってお伝えしたいと思います。
克服方法1.トレードルールで迷い続ける
FXをやり始めた当初は、”トレードルールが守れない意思のが弱さ”について悩んでおりました。
何種類もあるテクニカル分析手法から自分の手法を見つけ出すために、繰り返して学習したことは一苦労でした。
また、ルールを厳格化し過ぎたことによりストレスが貯まり、何か月間も迷うことがありました。
現在は、移動平均線が一番無難かな~?と考え、それを4年ぐらい使い続けております。
ルール作りにかなりの時間を費やしましたので、トレード歴を振り返ってみるとだいぶ時間をロスしましたが、とても貴重な時間だったもしれません。
今考えてみると、テクニカル手法を追い求めるよりも、ローソク足チャートだけを眺める時間を作ることが、トレード改善の第一歩かと思われます。
プライスばかり追いかけず、ローソク足チャート全体を見渡しましょう。
克服方法2.期待通りに利食いできないが…
ある程度のトレードスタイルが確立して以降、利食いに失敗する件で悩みました。しかし、相場の格言にはこうあります。
「頭としっぽはくれてやれ」
この格言から、直近の最大含み益から3割ぐらい減らしたところがトレードの着地点だと考えるようにすると、気持ちが楽になりました。
人それぞれなのですが、良いように思えると、次のトレードも気持ちよく入っていけます。
実は、こういったメンタル面を作るのは、長い期間勝ち続けるコツなのではないかと、最近思っているぐらいです。
克服方法3.休むも相場、得意相場でしっかり儲ける
トレードは「勝つスパン」と「負けるスパン」が定期的に交互にやってくることを知りました。
そして、”勝つよりも負けないようにするにはどうしたら良いのか”を考えるようになり、”トレードを休む”ことを覚えました。
このあたりから、安定的に収益が残るようになりました。
より収益性を高めるには、獲得pipsへのこだわりより、より分かりやすいトレンドを見極める方法に注力し、大相場でレバレッジを高くして、収益を思いっきりむしり取る勢いでトレードをするようにしました。
自信のある相場では、自信をもってエントリーし、利益を取りにいく、そんな感じでしょうか。今はこのエッジにさらに磨きをかけるため、日々努力しております。
必要最小限の損を許し、獲れるときに獲りにいく。まさにハンティングのようなイメージになります。
勝てるときに勝つ
自分のまわりのプロや専業トレーダーをみても、安定的に毎月300pips取っているというのは稀なケースです。
誰もが得意な相場を持っており、そのタイミングで荒稼ぎをしています。
歴史的にみると、海外の優秀なファンドマネージャーは、年間収益の大半は数日で獲ってしまうそうです。
やはり、自分のチャンスが到来するまではエントリーせずステイ、そして待っていたタイミングで大勝負するのがセオリーな気がします。
最後に
僕のシリーズは、いかがでしたでしょうか。
相場の基本と移動平均線中心としたトレードのみでしたが、実のある内容だと我ながら推奨させて頂きます(笑)。
トレードというものは、少なくとも、利食い損切り、トレードスタイル、テクニカルを一通り確立させてようやく利益がでるものです。
迷われている兼業トレーダーの方もたくさんいらっしゃるかと思いますが、諦めなければ必ずトレードは少しずつ向上していくと信じております。
日本は投資や投機を学ぶ場はそれほど多くありません。そんな中、このコラムをご覧になっているみなさんのお力に、少しでもなることが出来ればうれしいです。
ひろぴー