FXスマホアプリの選び方-初心者向け
今のご時世、「PCよりもスマホを使う時間の方が長い」という人は、少なくありません。
そのようなユーザーにも楽しんでもらうため、FX会社はスマホアプリに力を入れています。
そこで、初心者向けを意識しながら、スマホアプリのメリットとデメリットを確認しつつ、主なFX会社の機能を比較しましょう。
初心者でスマホアプリはOK-可能ならPCが良い
スマホアプリに焦点を当てた記事ではありますが、FXをする場合、可能ならPCの方が望ましいです。その理由は簡単で、画面が大きいからです。
下は、DMMFXのスマホアプリ画面です。
手のひらサイズの画面ですが、チャートやインジケーター等が表示されており、発注もできます。
発注ツールを非表示にすれば、チャートを大きくすることもできます(下は、発注ツールを非表示にした画面です)。
直感的に操作できるので、大変素晴らしいです。しかし、PC画面の大きさにはかないません。
PC画面なら、大きなチャートで値動きを確認できますので、より良い分析ができます。画面の切り替えは不要で、様々な取引ができます。
下は、DMMFXのPC画面です。チャートを2つ並べてみました。どこにどんなツールを並べるのか、自由に決められます。
では、機能だけを純粋に見ればPCの方が優れているのに、あえてスマホアプリを使う理由は何でしょうか。
スマホアプリで取引するメリット
メリットは何と言っても、気軽にどこでもFXができることです。例えば、こんな日常生活を送っているとしましょう。
1日のサイクル(例)
- 午前6時:起床
- 午前8時:出勤
- 午前9時:会社到着
- 午後6時:退社
- 午後7時:帰宅
スマホやガラケーを持っていない場合、午前8時~午後7時の間はFXができません。しかし、スマホがありますから、こんなトレードが可能になります。
スマホの取引例
- ゴトー日を狙ったデイトレード(5日、10日、15日など5の倍数の日は、早朝から午前10時ごろにかけて米ドル円は円安になりやすい、という傾向を狙った取引)
- 4時間足を使ったスイングトレード(午前8時、お昼12時、午後4時ごろにチャートを確認して取引)
- 午前中に、豪雇用統計や中国経済指標発表を狙ったデイトレード
- 午後3時~午後5時ごろ、欧州勢が取引を開始して相場が大きく動いたら、それを狙ってデイトレード
PCだけ持っていて、朝外出して夜帰宅するという生活リズムの場合、取引は早朝または夜しかできません。
早朝や夜に適した手法ならば問題ありませんが、日中の方が自分の好みに合っているとしましょう。この場合、取引したくでもできないという残念な状況になります。
しかし、スマホがあれば、日中でも取引可能です。このメリットは大きいです(仕事や学業に影響しないよう注意)。
意見交換する時も便利
知り合いとFXについて意見交換する時も、スマホの方が便利です。特に初心者のうちは、知り合いと賑やかに話し合いながら取引したいかもしれません。
この場合、PCしかなければ、PCのある場所に集合しなければなりません。
スマホアプリなら、その場でチャートを表示して意見交換できます。
スマホアプリのデメリット
便利がいっぱい詰まったスマホアプリですが、気軽に取引できることが原因で、困った事態にもなり得ます。
特に、初心者のうちに陥りがちな例をご案内します。
初心者の傾向(例1)
成行決済したこのトレードについては、そこで利食いして正解かもしれません。しかし、長期的に見ると、良くない傾向です。
と言いますのは、ルールを守らず、含み益を減らしたくないという感情で取引しているからです。
本来狙う利幅よりも小さく利食いして、損切りは当初の予定通りです。すなわち、「利小損大」という損失パターンに陥ってしまうかもしれません。
初心者の傾向(例2)
利食いできそうなチャート形状だったら、ぜひ取引したいです。しかし、「利食いできそう」の判断を感覚に頼っていると、好成績を得られるかどうか怪しいです。
ある時は利食い、ある時は損失。その差は、直感が当たったかどうか?です。これだと、長期的な成功を期待できそうもありません。
上の2例は架空のものですが、簡単に取引できるからと言って、取引自体もフィーリングで適当にやっていいよ、というものではありません。
これが注意点です。
PCしか持っていなかったら、この2つの例を実行しようと思っても、なかなか難しいです。
スマホアプリだから、簡単にできてしまいます。すなわち、これがデメリットということになります。
スマホアプリの選び方
さて、今まで、どちらかと言えばスマホアプリに後ろ向きの内容をご案内してきました。
しかし、その利便性は圧倒的です。取引チャンスを逃さず、いつでもどこでも売買できるというメリットは、PCにはない巨大なメリットです。
そこで、スマホアプリでFXをするとしましょう。
では、どうやって選べば良いでしょうか。選び方の主な基準は、2つでしょう。
選び方(例)
- スマホの機能から選ぶ
- FX会社の機能から選ぶ
基準として2つを出しましたが、多くの場合、2つ目の基準「FX会社の機能から選ぶ」という例が圧倒的でしょう。
と言いますのは、スマホアプリはFX会社の機能を反映しているからです。
どれだけスマホアプリが素晴らしいとしても、FX会社に自分が使いたい機能がなかったら、それは使い物になりません。
逆に言えば、スマホの使い勝手は少々…という感じでも、欲しい機能があれば、そのスマホアプリを使うことになります。
- 取引したい通貨ペアはあるかどうか
- スキャルピングOKかどうか
- 各種キャンペーンは充実しているか
自分が使いたい機能を備えているFX会社は、いくつか見つかるでしょう。その中で、スマホの使いやすさを比較して、メインのFX会社を選びます。
なお、「特定のFX会社を使いたいけれど、スマホアプリが我慢できないほどにダメだ!」というのは、ほとんどないでしょう。
そのようなスマホアプリを公開していると、お客さんが離れてしまいます。各FX会社は、お客さんの声を採り入れながら、ツールをどんどん改善しています。
分かり易さとタップ数の少なさ
では、スマホアプリを選ぶ基準を考えてみましょう。この記事の冒頭で、スマホアプリを使ってFXをする場面を想定してみました。
ざっくりと、こんなイメージです。
- スキャルピングやデイトレードが多そう
- 短い時間でも簡単に取引可能
ということは、目的の画面に行くために何度もタップが必要というのはダメですし、チャートを見ながら発注できた方が良いです。
発注時にはチャートを見られない場合、発注する瞬間に相場が大きく動いたら、デイトレードで損してしまうかもしれません。
そこで、欲しい条件は下の2つです(個人の好みですので、必須というわけではありません)。
- チャートを見ながら発注可能な、分かりやすい画面
- 必要なタップ数は少ない方が良い
さらに、こんな条件を付けてみました。当サイト限定で実行可能な話です。
当サイト限定キャンペーン
分かりやすさ重視と言っても、最初のトレードは緊張しますし、初心者の少額取引でも、できるなら損したくありません。
そんな場合に使えるのが、口座開設キャンペーンのキャッシュバックです。しかも、当サイト限定ですから、条件が他サイトよりも有利です。
当サイト限定の口座開設キャンペーンを使うことにより、こんなメリットがあります。
期待通りの使いやすさの場合
期待外れで、しかも損した場合
スマホアプリの使い勝手というのは、最終的には利用者の感覚次第です。このため、「とにかく触ってみる」ことが大切になります。
そのような実験段階で損するのは、全然面白くありません。キャッシュバックを上手に使って、「試しに使ってみたらお金が増えた」という感じが望ましいです。
使わない口座は放置でOK
ちなみに、特定のFX会社のスマホアプリを使ってみたら、自分の期待に沿わなかったとしましょう。
この場合、その口座は解約せず、放置でOKです。
中には、口座維持手数料を取るFX会社も、ごくわずかに存在します。しかし、当サイトで紹介しているFX会社は、そのようなことはありません。
では、放置するとして、その目的は?です。下のような変化があった時に、機動的に対応できるようにします。
- スマホアプリが改善されて、使いやすくなった。
- そのFX会社の取引ルールが変わって、魅力的になった。
- 面白いキャンペーンが始まった。
口座を解約してしまうと、こういうときに困ります。
もう一度口座開設するのは面倒だし…となってしまって、せっかくのチャンスを逃しかねません。よって、使わないFX口座は放置でOKです。
お得に使えるスマホアプリ4選
では、各社のスマホアプリを概観しましょう。
DMMFX
下は、DMMFXの通貨ペア一覧画面です。ここで気づくのは、スプレッドの表示が見やすいということです。
各通貨ペアについて、為替レートが2つ並んでいます。買いレートと売りレートですが、その間に丸で囲んだ数字があります。これがスプレッドです。
デイトレードなどでは、スプレッドが大切になります。相場が荒れ気味なときに、スプレッドが大きいのに売買してしまったら、損するかもしれません。
これだけスプレッド表示が大きければ、分かりやすいです。
下は、チャート画面です(インジケーターも表示しています)。
利用可能なインジケーターは、以下の通りです(パラメーターを変更できます)。
トレンド系
- 移動平均(SMA)
- 指数平滑移動平均(EMA)
- 一目均衡表
- ボリンジャーバンド
- スーパーボリンジャー
- スパンモデル
オシレーター系
- MACD
- RSI
- DMI/ADX
- スローストキャスティクス
- RCI
さらに、チャート画面で発注ツールを表示したのが、下の画像です。
また、発注ツールを表示したチャートですが、下の通り、横長の画面でも表示可能です。
チャートの表示範囲が広くなりますし、買いと売りでタップする位置が大きく離れていますから、誤タップの防止にも役立ちます。
そして、取引応援ポイントサービスです。
に適用されます。
外為ジャパン
次に、外為ジャパンを確認しましょう。為替レート一覧とチャート画面です。
外為ジャパンの運営企業は、DMM.com証券です。すなわち、DMMFXと同じです。よって、基本構造は同じですが、見た目が大きく異なると分かります。
端的に書くなら、「シンプル」です。上の画像はAndroid版ですが、外為ジャパンのiPhone版と比べても特にシンプルです。
DMMFXの場合、スマホ画面に情報をたくさん掲載しつつ、しかも見づらくならないように工夫を凝らしています。
素晴らしい品質ですが、ユーザーによっては、情報が多すぎると感じるかもしれません。その場合は、外為ジャパンが候補になります。
利用可能なインジケーターは、以下の通りです。
トレンド系
- 移動平均
- 指数平滑移動平均
- ボリンジャーバンド
- 一目均衡表
- 平均足
オシレーター系
- RSI
- MACD
- スローストキャスティクス
- DMI/ADX
- RCI
なお、シンプルと言っても、より良いトレードに必要な機能は備えています。例えば、以下の通りです。
・ニュース一覧
・経済指標一覧(前回・予想・結果)
そして、キャッシュバックキャンペーンです。
新規に口座開設した後、3か月以内に500ロット(500万通貨)以上の取引すると、全員に20,000円のキャッシュバックがあります。
マネーパートナーズ
次に、マネーパートナーズを見ましょう。マネーパートナーズには、2種類の口座があります。パートナーズFX(PFX)口座とナノ口座です。
この2つの口座の違いを簡潔に書きますと、以下の通りです。
パートナーズFX
- 1万通貨単位の取引
- スプレッドが狭い
ナノ口座
- 100通貨から取引可能
- スプレッドがわずかに広い
ナノ口座の「ナノ」とは、100という意味です。100通貨から取引できるので、このように名付けたのでしょう。
下は、パートナーズFX口座のログイン直後の画像です(ナノ口座も同じデザインです)。
ニュースと為替レートが同時に見られる構成になっており、画面下メニューの「チャート」をタップしますと、チャートに移動します。
上の画像を見てすぐに気づくのは、インジケーターを表示する部分が多いということです。ローソク足部分に一つ、その下に2つあります。
これだけ同時に表示できれば、スキャルピングにも対応できるでしょう。
表示可能なインジケーターは、以下の通りです。種類がとても多いと分かります。
トレンド系
- 移動平均
- 指数平滑移動平均
- ボリンジャーバンド
- 一目均衡表
- エンベローブ
- パラボリック
- High Lowチャネル
- スーパーボリンジャー
- スパンモデル
オシレーター系
- MACD
- スローストキャスティクス
- DMI
- RSI
- RCI
- 乖離率
下は、チャートに発注画面を表示させたものです。
発注ツールの一部が、ローソク足の上に表示されている様子が分かります。下は、発注ツールを表示していない状態です。
発注ツールは、ワンタップで表示/非表示の設定が可能です。
そこで、まずチャート画面のみで分析して、発注する段階になったら発注ツールを呼び出して取引するのが良さそうです。
そして、当サイト限定の口座開設キャンペーンです。
セントラル短資FX
そして、最後はセントラル短資FXです。スキャルピングOKを明示している珍しいFX会社です。
下は、ログイン後の為替レート一覧画面です。黒地に白文字を採用しており、鮮やかで視認性がとても良いです。
そして、チャート画面です。
とても視認性の良いチャートです。移動平均線やMACDのラインがはっきりしていて、分析しやすいです。
この画面の最上部に、「SPEED」と書かれた部分があります。これをタップすると、ワンタップでの売買ができます。
まさに、スキャルピングのためのツールです(セントラル短資FXは、スキャルピングOKです)。
表示可能なインジケーターは、以下の通りです。
トレンド系
- MACD
- RSI
- DMI/ADX
- ストキャスティクス
- スローストキャスティクス
- RCI
オシレーター系
- MACD
- スローストキャスティクス
- DMI
- RSI
- RCI
- 乖離率
そして、当サイト限定の口座開設キャンペーンです。
これに加えて、一般のキャンペーンも利用できます(最大で50万円)。スキャルピングOKのツールの機能の高さを実感できます。
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