FXを始めるにあたって、少額から始めたいと思う場合があるでしょう。そう思う理由は、いくつかあります。
- 資金が十分にないから、小さく確実に始めたい
- 資金はあるけれど、大きく取引するのは経験を積んでから
そこで、小さい資金でスタートすることの大切さや、1万円でどのようなトレードができるかを確認していきましょう。
少額取引から始めることの大切さ
人によって、FXに投入できる資金は異なります。そして、小さく始めるというのは、とても大切です。
と言いますのは、知識も経験も不十分な状態でFXを始めても、期待通りにならない可能性が高いと予想できるからです。
うまくいったとしても、それを継続できず、最終的に資金を減らしてしまうこともあります。
重要
そこで、最初は小さく始めて、利益になるトレード、損切りになるトレードを繰り返します。
どのように取引したら成功しやすいのか、また、どうやったら損しやすいのか。頭と心の両方で理解していきます。
本を読んで勉強する場合、頭で理解できますが、心では理解できていません。
このため、実際に資金を投入して取引する場合、頭ではわかっていても感情に負けてしまい、感情のおもむくままに取引してしまいます。結果、負けです。
そうならないようにするためにも、少額で取引を始めることが大切です。
1万円から取引を始める
「大きな資金で派手にFXするのは後回しにして、少額の1万円から始めてみたい」あるいは、「FXがどういうものか確認するために、最初は1万円で試したい」そのように考えている個人投資家もいるでしょう。
そこで、「1万円から始めるFX」を考えましょう。
1万円でどれくらいのトレードができるか
1万円を準備する場合、どれくらいの数量で取引すべきでしょうか。資金が増える場合・損する場合で比較してみましょう。
- 利益になる場合:どれだけ増えても、全く問題なし
- 損失になる場合:1万円までしか負けられない
負ける方が厳しいので、先に負ける場合に焦点を当てて考察します。損しても1万円で収まるようにするには、何通貨で取引すべきでしょう?
1,000通貨のトレード
最低取引数量が1,000通貨の場合を考えます。「1,000通貨」とは、1,000米ドルや1,000ユーロなどです。
世界中には様々な通貨がありますから、それらをまとめて「通貨」と表現できるのは、とても便利です。
米ドル/円(USD/JPY)が110円のとき、1,000通貨は11万円です(110円×1,000通貨=11万円)。1万円で11万円分の取引をしていますから、レバレッジは11倍です。
日本では最大レバレッジが25倍までトレード可能ですから、11倍は取引可能です。
しかし、レバレッジが11倍というのは、とても大きな数字です。といいますのは、手元資金の11倍もの量の通貨を売買するという意味だからです。
例えば、米ドル/円を1,000通貨買うとしましょう。その後の値動きを考えます。
- 100銭円安になる場合、1,000円の利益です。
- 100銭円高になる場合、1,000円の損失です。
期待通りになる場合は良いですが、期待外れの場合、100銭の損切りで1,000円を失います。1,000円は1万円の10分の1ですから、連敗したら簡単に資金がなくなってしまいます。
そこで、最低取引数量が100通貨のFX口座で、100通貨だけトレードする場合を考えてみましょう。
100通貨のトレード
米ドル/円が110円のとき、100通貨は11,000円です(110円×100通貨=11,000円)。
1万円で11,000円分の取引をしていますから、レバレッジは1.1倍となり、先ほどの11倍よりも数字がずっと小さくなりました。
その分だけ、安全度が高くなります。
米ドル/円を100通貨買うとしましょう。その後の値動きを考えます。
- 100銭円安になる場合、100円の利益です。
- 100銭円高になる場合、100円の損失です。
元手の資金は1万円ですから、勝っても負けても影響は小さいです。これでは額が小さすぎると思えば、200通貨、300通貨で取引できます。
100通貨でFXを繰り返し、心の準備ができたところで投資額を大きくすることができます。
レバレッジ1倍未満の取引
ちなみに、「1万円を投入しているのに、取引額が1万円を超えているのは気持ち悪くて嫌だ!」という場合があるかもしれません。
この場合は、100通貨よりも小さな数量で取引したり、為替レート水準(為替レートの数字)が小さい通貨ペアで取引したりすればOKです。
例:
メキシコペソ/円=4.5円なら、100通貨で450円の取引
入金額1万円で450円の取引ですから、レバレッジは0.045倍です。FXでは、レバレッジ1倍未満の取引もできます。
少額取引で利食いを繰り返す場合
以上、1万円で取引する場合の損失に焦点を当てて、考察しました。次に、トレードで資金が増える場合について確認しましょう。
損失回避を重視する場合、1万円の資金なら1,000通貨よりも100通貨で取引する方が安全だと分かりました。しかし、利益に目を向けると、100通貨では厳しいかもしれません。
と言いますのは、利食いを繰り返しても、なかなか資金が増えないからです。下の試算は、100通貨で取引した場合です。
- 利幅10銭の場合、10円の利益
- 利幅50銭の場合、50円の利益
- 利幅100銭の場合、100円の利益
利幅100銭というのは、米ドル/円を110.00円で買って111.00円で売るという感じですが、簡単に何度もできるものではありません。
ようやく100銭の利幅を取った!と思っても、100円の利益です。これだったら、アルバイトした方が断然いいです。
アルバイトの方が時給は高いし、損することもないし、体力が続くなら延々と稼げるし、100通貨のFXよりも良い点だらけです。
なぜ少額取引にこだわるのか
では、なぜ1万円や100通貨にこだわるか?ですが、主な回答は「いきなり大きく取引して大損したら嫌だから」です。
いきなり大きな金額で始める場合の結果を、考えてみましょう。
- 期待通り:うれしい。問題なし。
- 大損する:金額によっては挽回不可能
「金額によっては挽回不可能」が大変です。これは、お金だけでなく精神面も含めて厳しいです。
では、少額で始める場合は、どうでしょう?
- 期待通り:今後、取引数量を大きくして稼げばOK
- 大損する:資金1万円&100通貨なので、大損になりにくい
資金1万円から始めるメリット
期待通りに資金を増やせると分かったら、100通貨でなく1,000通貨以上にすれば良さそうです。今後の資産増加に期待です。
一方、損するとしても、1万円の入金で100通貨の取引だったら、損失額は制御できます。うまくいかなかったら、別の手法を試したり、別の機会に取引したり、いろいろ工夫できます。
すなわち、少額から取引するメリットは、大損を回避できるということです。
100通貨以下で取引できるFX会社
以上、少額で取引するメリットを確認したところで、100通貨以下で取引可能なFX会社を確認しましょう。2社ご案内します。
マネーパートナーズ(FXnano)
マネーパートナーズのFXnano(ナノ)口座は、100通貨からトレード可能です。すなわち、200通貨、300通貨という数量でもトレード可能ですから、少額から始めるFXにとても都合が良いです。
また、スプレッドは原則固定です。このため、フラフラと変動するスプレッドに注意を奪われることなく、相場に集中して取引できます。
当サイト限定キャンペーン
ちなみに、当サイト限定のキャンペーンがあります。当サイト経由でマネーパートナーズの口座を開設し、1万通貨の取引をすると、1,000円のキャッシュバックです。
当サイト限定のキャンペーンですので、ぜひご利用ください。
キャッシュバック
また、マネーパートナーズで証券口座(株式投資用口座)を作るだけで、以下のメリットがあります(株式を売買する必要はありません)。
- 1万通貨の取引ごとに、0.1円~0.2円のキャッシュバック
- 1万通貨のポジションを翌日に持ち越すたびに、0.1円キャッシュバック
例えば、10万通貨の米ドル/円を保有し続ければ、毎日1円のキャッシュバックをもらえます。スワップポイントももちろん、毎日もらえます。
SBI FXトレード
SBI FXトレードのメリットは、何といっても「1通貨からトレード可能」ということです。1米ドル、1ユーロといった金額からトレード可能です。
もちろん、1通貨でトレードしなければならないという意味ではありませんので、1,000通貨でトレードするということも可能です。
少額でトレードを始める場合、100通貨の取引でも数量が大きすぎると感じるかもしれません。その場合、SBI FXトレードを使って50通貨といった数量で取引すると良いでしょう。
また、1,000通貨では少ないけれど1,100通貨はちょっと多いな、というきめの細かいトレード管理をする場合にも、SBI FXトレードは有効です。
もれなく500円もらえる
SBIFXトレードでも、口座開設するだけでキャッシュバックをもらえます。こちらは500円ですが、口座にログインするだけで自動的に500円もらえます。
一般的なFX口座の場合、500円ではトレードできません。しかし、SBIFXトレードは、1通貨から取引できます。
そこで、500円を使って実際に取引してもらい、ツールの操作性の良さを知ってほしいという狙いです。何の取引リスクもなく、確実に500円もらえます。